「おくんち」

こちらの地方のお祭りであります。長崎のものが有名ですね。

昨日の祝日、久しぶりのお休みで、奥様と一緒に「唐津くんち」

を見物に行ってきました。


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こういう曳山(ひきやま又はヤマ)が、全部で14台、古い城下町を練り歩きます。

和紙と漆を塗り重ねて作ったもので、今作れば「億」は下らないという

豪華なヤマです。

この写真は刀町の一番曳山、「赤獅子」です。この一番ヤマだけは

道中を清めるため頭に御幣をつけています。


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こちらは二番の「青獅子」。



今日のハイライトは「御旅所神幸」。「御旅所」にこのヤマを引き込む

勇壮な行事です。御旅所は海岸に近い砂地の広場。

和紙と漆で出来ているといっても、台車こみでは1トンを軽く超え、

大きいヤマになると2トン半もあるそうです。ヤマの車輪が半分近くも

めり込みます。曳き子たちは、「えんやー、えんやー」のかけ声をそろえて、

力の限りヤマを曳きます。観衆も思わず「えんやー、えんやー」。


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曳きこみが済んで、勢揃いしたヤマ。これは1番から7番のヤマで、

全体の半分です。残り7台は向かい側に整列しています。



曳き子たちの火消し装束もいなせで良いです。そろいの襦袢は絹の

羽二重らしい。唐津っ子の心意気ですね。

小学生から中高生、大人たちまで町ごとに組を作って一糸乱れぬ

引きっぷりです。

茶髪禁止。中高生はヤマを曳きたいばかりに、髪を染めないんだとか。

火消し装束の着こなしもぴしっとしてるし、今時最高の教育ですね。

毎年、勇壮さに圧倒されながらも、非常に気分良く帰ってきます。

いいお祭りです。


皆さんも機会がおありでしたら、是非どうぞ。


6日追加 「くんち」の動画です。地元新聞のサイトですので、そのうち
消えてしまうかもしれません。お早めにどうぞ。
画像の下の「動画再生」をクリックしてください。



すごく余分な「ぼやき」


記事の写真があまりきれいでなくて済みません。

携帯しか持って行かなかったもので。

このお祭り、曳き子たちの統制のとれた曳きっぷりにほれぼれ

する一方で、素人カメラマンたちのマナーの悪さにうんざりして、

最近はカメラを持って行かなくなりました。

毎年、大変な人出になるんですが、花形フードを付けた一眼レフを

肩からぶら下げて、意気揚々と歩く素人カメラマン。フードの高さは

ちょうど子どもの顔の高さです。今年も「ごっつん」を見ました。

人混みの中に三脚を立てて、子どもが三脚にふれると怒鳴りつける

オッサン。後ろの観客そっちのけで脚立を立てるヤツ。

安全のための規制ラインを越えて飛び出していく連中。

ワタクシも今年、沿道でヤマの巡行を見ていると、後ろからカメラの

レンズで側頭部をどつかれ、振り向くと夢中でファインダーを覗いて

いるオバさんフォトグラファー。いえ、オバさんのレンズがキャノンの「白」だったから

といって、ひがんでいるわけではありまっしぇん。


そんなこんなで、最近のワタクシはカメラを持たずに「見る」専門。

今回は久しぶりに、記事用の携帯写真を撮りました。

被写体としては素晴らしいんですがねえ。