2006年09月

今頃

台風13号が通過して10日。

ワタクシの仕事場のある三階建てのビル、取り立てて被害もなく、良かったと思っていたのですが・・・・。

今朝になって、ビルのオーナーがたずねてきて、おっしゃるには、
「屋上が相当痛んでいる。屋根部分がかなり破損し、屋上の床の防水ゴムもあちこちで削り取られている。工事をしますので、ご迷惑でしょうがよろしく。」と言うことでした。

普段は施錠されていて立ち入れないのですが、このビル、屋上には「飾り」の三角屋根の部分と、エアコン室外機などを設置する「屋上部分」とがあって、屋上部分はゴムシートで防水した上に耐水コンクリートを敷き詰めた仕様になっています。
台風の飛来物が、それらを破壊していったんですね。

風が一番激しかったときの風上、南西方向に100mも離れていないところで、建設会社のプレハブ事務所が根こそぎ吹き飛び、電信柱二本に激突して根本からへし折るという被害がありました。
多分、そこから建材などが飛んできたんですね。

ウチの事務所、南西方向に窓が何枚もあるんですが、無事だったのは奇跡的ということでしょうか。

今さらながら、今回の台風の猛烈さを感じたことでした。

防災

最近、愛読ブログのいくつかで、「防災」がテーマになっています。

そこで、防災用(非常時用)ナイフ。

といっても、マルチツールプライヤーやスイスアーミー・ナイフは
ありきたりですので、ちょっと変わった2本を。



d507c814.jpg



写真向かって右(小さい方)


なんということもなく、オークションで手に入れたものです。
バックのEcco 2.25 です。

通常のブレードと、セレーションブレードが2本セットで組み込まれ、
オープン時にはそれぞれライナーロックで固定できます。

ナイフは緊急時に使用範囲の広いものだと思います。最近はやりのタクティカルナイフ、
ハーフ・セレーションのブレードは、ロープなどの切断等には有効だと思います。
でも、例えば調理にはセレーションがじゃまになることもありますね。

実際には、調理とか、布を引き裂いて包帯代わりを作るとか、食品のパックを切り開くとか、
そういう状況が多いと思いますので、プレーンのブレードの方が使いやすいでしょう。
でも、セレーションブレードの「切断力」もいざというときは頼りになりそう・・・・。

その点、このナイフは、セレーションブレードと通常のブレードが別々に
なっていますので、使い勝手も宜しいかと。
セレーションブレードは、先が丸いシープフット型ですので、負傷者の衣服を切り裂く
なんていう緊迫の場面で、負傷者の方を切ってしまって怒られる心配もありません。

同じシリーズにEcco 3.0 という、ちょっとだけ大きいモデルもあります。



474f9412.jpg



写真向かって左(大きい方)
味を占めたワタクシは、同じようなナイフで、もうちょっとしっかりしたものを
購入しました。
バックのCode3 CrossLock であります。
名前からして、非常事態っぽいのであります。

Ecco 2.25のハンドルがザイテル(樹脂)なのに対して、こちらは頑丈なアルミ
合金製です。ブレードも大きく厚みがあり、ロックもしっかりしています。
ケースもついているので携帯も安心。ただし、Ecco 2.25より大きく重く、
お値段も3倍くらい・・・・。

こちらは、レスキュー関係者の使用を想定しているらしく、ハンドルにある
マークは、その関係のシンボルマークだという説明をどこかで読んだのですが、
詳細は失念しました・・・・。

これらのナイフ、キャンプの調理にも役立ちます。通常のブレードは
野菜や魚、または肉の薄切りに、セレーションブレードはかたまり肉の
引き切り、特にスジの多いお安い肉に向いています。

ただし、Code3の方は、レスキュー用らしくセレーションブレードの先1cmほど
フラットになった部分には刃がついていません。負傷者の衣服を切るときの
安全性ですかね。その分、調理で肉を引き切るときには使いにくいです。
ま、研いで刃をつければ良いことですが。



新・旧

ナイフシリーズ第3弾

まずは、バックの定番、110(ワンテン)です。
もう20年くらい前にフィンガーグルーブ付きのモデルを購入した
のですが、どうもグルーブが手に合わず、しまいっぱなしに
なっておりました。

最近、ナチュラムさんでノーマルなハンドルのモデルの「安売り」を発見。
思わずポチしてしまったものです。


5aa8639a.jpg



仕上げや開閉のスムーズさは旧製品と変わらず。さすがはバックの
代表モデルですね。
真鍮ハンドルで重いのですが、その重さが作業のしやすさにつながります。

昨日、これでサンマを三枚おろしにしてみました。作業性良好でした。
あ、ワタクシはサンマは塩焼きと決めているのですが、子どもや奥さんが
サンマ臭さを嫌うので、三枚におろした上で、カレー粉を利かせた小麦粉を
まぶしてムニエルにします。よく食べてくれますが、内心、「なんちゅうサンマの
食い方じゃい。」と思っております。


で、長いこと定番のなかった、110の後継モデル。これで決まりです
アルファ・ハンターであります。


67fe88d9.jpg



デザインはちょっと丸っこくてスマートさに欠けますが、その分手の大きい人にも
グリップ感は良いと思います。そして、何よりも開閉アクションのスムーズさは特筆もの。
スルッという感じで開閉できます。決して「ゆるい」のではなく、ロックしたときも閉じたときも、
ブレードはしっかり固定され、がたつきなどは全くありません。工作精度が良いんでしょうね。
全体の仕上げもかなり宜しいです。

ブレードの材質は何種類かあるのですが、これはATSー34のモデルです。
ハンドルはローズウッドがオンレイしてあります。
(最近、154CMのブレードで、ポール・ボスの熱処理というモデルも出ている。
ちょっと早まったかな・・・・。)

かなり重みがあり、重さで作業性を確保するという伝統は生きていますね。
切れ味も上々です。

まだ、これでサンマはおろしていまっしぇん!



断絶

ナツキちゃんという子がいます。

ちょっとおしゃまな小学生。


「あのね、学校のウサギさんね、毛が抜けちゃって、あとが赤くなってるの。

かわいそうなんだよ。」


「ふ~ん、なにか病気かなあ。まるでイナバの白うさぎだね。」


「イナバってなあに?」


「え~っと、昔のクニの名前で、今の島・・・。」


「あ、分かった。これでしょ?」


ナツキちゃん、両手を上に伸ばして、体を後ろにそらせます。

       ・
       ・
       ・
       ・
       ・

ち、ちがう、そ、それって


イナバ ウアー の白ウサギ   でしょうがあ!


世代の断絶を感じさせるひとこまでした。

台風一過

すごい台風でした!

17日の6時頃から、風雨がはげしくなり、6時台に数回の停電、7時過ぎに停電したきり、翌朝10時頃まで停電が続きました。

風の勢いもすごく、家がゴーっと揺さぶられる感じ。吹き返しの強風も翌朝早くまで続きました。自宅は、カーポートの屋根の端が少し破損する程度の被害で済みましたが、翌朝、風が収まってから近所をパトロールしてみると、もう、これは「惨状」。
街路樹(銀杏)があちこちでぼっきりと折れ、近所の医学部病院の構内では、松や桜が列になって根こそぎ倒されています。
電柱がへし折られている現場も見ました。

職場付近の停電は、18日夕まで、丸1日近く続いたようです。(休日で、幸い仕事には支障がありませんでしたが・・・・。)

今回は、「予感」があったので、緊急用のヘルメットを家族の人数分近所のホムセンで購入しておいたのですが、幸い使わずに済みました。(正直、風が吹いている間は、外に出るどころではなかったです。)
マンションに住む知人からのメールでは、停電の中、ろうそくプレイ、ろうそくで食事をしていると、轟音と共に訳が分からなくなって、気がつくと食卓に「瓦」が乗っていたそうで・・・・。怪我がなくて、何よりでした・・・・。我が家でも、食事はヘルメットをかぶってした方が良かったのかな。

で、停電。
最初の停電の時、ポケットに入れてあったL0Pを点灯、二階の自室から各種フラッシュライトを持ってきて、次々に照射!SUREとか、ストリームライトの灯りに、家族は明るい明るいと喜んでおりましたが、やがて停電が長引き始め・・・・。

結局、一番役に立ったのは、iigyogyoさんオススメのLEDプチランタンと、以前98Kさんがご紹介されていた、ストリームライトのサイクロン、それにガーバーのインフィニティウルトラとかミニマグにMJLEDを仕込んだものとかの長時間タイプでした。
プチランタンは、2個あったので、リビングと寝室に。サイクロンはLED一個だけの点灯にして、トイレや洗面所に通じる廊下におきました。どちらも、一晩たっぷり点灯し続けてくれました。

室内ですので、ガソリンやガスのランタンは明るくても使用不可。結局LEDランタンで、ランタイムの長いものが有効のようです。闇に目が慣れてくるので、それほど明るくなくても十分実用に耐えます。今度は、蛍光灯ランタンも考えてみようかな。

というわけで、家の要所要所にLEDランタンや、LEDライトをつけっぱなしにして、家族の個人個人は、L2Pやパトプロを手に持ったり、Tikka Plus等を首からさげたりして、何とか不自由なく過ごせました。

もう一つ、参考になるかどうか・・・。
冷蔵庫です。停電が長引きそうだったので、家族に「開閉禁止令」をだし、飲み物は買い置きのミネラルウォーターやお茶。食事は、あらかじめ早めに調理しておいたもので済ませ、翌朝もパンと缶詰。で、電力復活!アイスが少々溶けかかっていたくらいで、中身は無事でした。扉の開閉さえしなければ、半日は保ちますね。

今回は、ライト趣味が家族にも役だって、少しだけ嬉しかったですね。

プロフィール

furuitomosan

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